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2003-7-20 2:00

 土曜日の事務所は人が少なく、静かに時間が流れる。この時間を利用して概算見積もりを作り上げてしまう……はずだった。が、今の時点で一行もできてはいない。今日は結局、電話受けと意のままにならぬサーバーとの格闘に時間を使ってしまっただけだった。

 事務所を出ると空はもう暗く、冷房を切られてしまった事務所にいたために汗ばんでいた体に吹き付ける風は肌寒いほどだった。多くの学校で明日から夏休みだというのに、これではまるで秋、そう僕が一年で一番嫌いな季節、秋じゃないか。

 毎年秋になると、僕はひどく落ち込む。理由はわからない。が、秋になると自分がそこにいることにすらひどい憂鬱を感じて、いたたまれない。その秋が、今年はもうやってきている。とりあえず明日はマシンルームで仕事をして気を紛らわせよう。そうやって一日一日を乗り越えないと。

2003-7-17 3:00

 昨晩は寝ようとしたら吐き気と腹痛が現れてしまい、なかなか寝付けなかった。結局寝付けたのが明け方の5時過ぎだったために、一日中ひどく眠い状態での作業となってしまった。

 作業中には、睡眠不足ゆえのハイテンションを見せる場面もあったが、いつまでそれが続くわけでもなし、夕刻にはメールを書きながら寝入ってしまった。

 ハッと気づいたときにはもう寝てしまっていたわけで、周辺にいたメンバーに「寝てしまったよ」と話しかけたら、僕がうなされていたとの返事だった

 職場でメールを書きながら寝てしまうだけでもどうかと思うが、その上なにかにうなされているようでは、いやはやどうにも末期的である。

2003-7-16 2:00

 夕方に来たメールがまた大きな案件が入ったことを知らせた。しかもこの案件は8月中に形を作り上げるようにとのコメント付きである。すでに同時期に入っている案件とあわせると、今年の夏はほとんど休みを取れないだろう。

 この案件のメールを読んだとたんに、ヘラヘラと笑い出してしまった。マット界では古くからアトミックドロップで尾てい骨を強打すると「ヘラヘラと笑いながら死ぬ」と言われているが、仕事でもあまりに負荷がかかると「ヘラヘラと笑いながら死ぬ」のだろうか。

 まあ、死んでしまうかどうかは別にしてもだ、テンションが上がったいわゆる〔ハイ〕の状態になったことは確かだ。しかし、この〔ハイ〕の状態も長続きはせずに、帰宅した頃にはすっかりダウンに入った。帰宅時にぐったりとしていることはしばしばにあることだが、今日はいったん〔ハイ〕になっただけにその落差がきつい。

 もう今の時点から明日の出勤が憂鬱だ。が、取り組まないわけにはゆかぬ。救心でも飲んでやろうか知らん。

2003-7-15 2:30

 天龍選手の闘龍門登場は思っていたほどには報道されなかった。同日に新日本、全日本のタイトルマッチやK-1があったからだろうが、つまんない。やはり自分で会場に足を運んでみなければだめだと言うことだろう。

 が、しかしあちらこちらへ足を運ぶ気力がわかない。遠隔のレスリング会場に足を運ぶどころか、明日の職場へ行くかどうかさえあやふやだ。急速に仕事に対する気力が抜けて行くのを実感した今日。この状態はかなりまずい。

2003-7-14 2:30

 今年は梅雨明けがなかなかやってこない。七月もすでに半ばだが、連日の雨天で〔夏の熱気〕は今日まで少しも溜まっていないようだ。この様子だと今年は梅雨が明けても、暑い夏を実感できずに秋となる〔冷夏〕だろう。

 十年ほど前の冷夏では全国的に米が極度の不作で、不足した国産米を補うためにタイ米が多く流通した。タイ米はせっかく現地の人たちが日本に向けて輸出してくれたにもかかわらずひどく不評で、最後は数キロ入りの袋を10円で販売したり、国産米を買うと抱き合わせで付いてきたりとひどい扱いをされていた。

 タイ米についての世評はさんざんだったが、僕はあれを随分と楽しんだ。ちょうどアウトドア熱の盛んな時期で頻繁に中華鍋〔北京鍋〕を河原に持ち出していたから、そのたびチャーハンを作っていた。チャーハンは「タイ米の方が旨い」と言う既成概念が特別な調味料として十分に働いてくれたこともあって、なんだかとても旨かったような記憶がある。

 さて、今年はどうなるのだろうか。またタイ米が市場にたくさん顔を出してくれるようなことになるのだろうか。あれが出てきたら、久しぶりに河原で中華鍋を使ってみようかな。