雑記帳CHiSAToY夜話97年9月上旬
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97年9月10日
ここまでこれを張りに来たのは誰だろう。
▲ここまでこれを張りに来たのは誰だろう。
海辺でリブレット。
▲海辺でリブレット。
 予約変更不可の3週前割引で買った航空券は小松発19時のものだから、ほとんど一日時間を使えることになる。さりとて金沢であれをしたいこれをしたいと言う思いもなかったので、とりあえずはJR金沢駅へ行き観光案内地図を見ることにした。そこで一番目に付いたのが「雨晴海岸からみる立山」と言うものだったので、金沢から高岡へ移動して、さらに氷見線に乗って雨晴海岸へやってきた。
 著名な海水浴場ではあるようなのだが、9月も半ばの平日にそうそう人がいるわけもなく海岸線はほぼ貸し切り。防砂林の松でできた日陰に入り穏やかに吹き渡る海風を感じる。至福のときである。
 1両編成のワンマンディーゼルカーで運行されている氷見線の無人駅「雨晴駅」前にJWP女子プロレスが8月に高岡で行った試合のポスターが張ってあった。このポスターを貼りに来た営業員にこの海風を感じるゆとりはあっただろうか。

97年9月9日
 ニコンを入れて、リブレットを入れてと……。僕の荷物は短い旅程でもなぜか大きいものになってしまうことが多い。今日も「デイ」パックと呼ぶには大きすぎるバックパックを背負ってやってきた。ところが同じ小松行きの航空機に乗り合わせた週刊プロレスのカメラマン(名前は忘れたが、温泉が好きな方)、撮影機材を一式持っているのであろうに、さして大荷物ではなかった。やはり僕のパッキング方法には問題があるんだろうな、きっと。
 と言うことで僕は今金沢にいる。今晩行われるWAR金沢大会を見るために太平洋側から日本海側へやってきたのだ。出発地の東京はどんよりとした空から時折激しい雨が落ちてきていたけれども、ここ金沢の空はとてつもなく眩しく、そして威勢の良い夏の雲が残っている。今年はまだ海へ出かけていないから、明日空港へ行くまでを海岸で過ごそうかな。
 昨日のWAR尾鷲大会、天龍は予定されていた平井とのシングルマッチをキャンセルして、もう一度荒谷と闘った。WAR公式Webページで試合結果を見たときに、カードの変更にはとりたてて違和感を抱かなかったものの、「浴びせ蹴りからの体固め」と言う決まり手には、なにか出会い頭に浴びせ蹴りが入り、半ば「アクシデント」のように試合が終わってしまったのではないかとの違和感を覚えた。
 今朝もいつもどおりに日刊スポーツを買って、このあたりのことが載っていないかと目を通したのだが、試合結果が載せられているだけだった。それならばと買ったデイリースポーツには浴びせ蹴りのことは載っていなかったものの、小山のときよりも荒谷の当たりが強かったと満足げに語る天龍のコメントが載っていた。尾鷲の試合、不満の残るものではなかったのだろう。これで期待を持って石川県産業展示館へ行ける。天龍対ブッチャー戦で一流と言うものを見せて欲しい。(14時15分)
こんな川縁を延々と1時間歩くのだ。
▲こんな川縁を延々と1時間歩くのだ。
とりあえず普通のセルフポートレート。
▲とりあえず普通のセルフポートレート。
シノラマ風。
▲シノラマ風。
 かなり前のことになるが、富山でタクシーに乗ったら運転手が「金沢の人は昔金沢に殿様がいたから富山を馬鹿にしている。」と愚痴り出した。客の僕らはあいにくと北陸に知己もなく、そもそも金沢が富山をどう思おうと、富山が金沢をどう思っていようと知ったことではなかったので、延々と続く運転手の愚痴に困ってしまったものだった。さて、そんなことを思い出したのは、金沢の代表的プロレス会場である産業展示館のアクセスの悪さと富山市体育館のアクセスの良さを思い出して、対比したからである。
 全くもって産業展示館への行き帰りには苦労した。結局、行きも帰りも西金沢駅から(へ)歩いたのだが、それぞれ1時間ほどかかってしまった。行きは道も不案内だし、万が一にでも試合開始時間に遅れてしまったらつまらないので、一番わかりやすい道として川沿いを選んだ。夕日の中、小魚が頻々と跳ねるもののやっぱりただ単なるドブ川の脇をひたすらに歩きつづけるのは、なんだかわびしい。そう言えば大宮市体育館もどぶ川の脇にあったような記憶がある。
 で、ちなみに富山市体育館だが、これは便利富山駅から歩いて1分のところにある。富山駅と言うのは表側と裏側の栄かたにやたらに差があって、記憶が確かであるのならば、裏側にはソバ屋しかなかったように覚えている。
 帰りもようやく駅に着いたときには22時を越えていた。ホームには誰もいなかったから時間潰しにセルフポートレートを撮って遊んでた。でホテル戻ってきたら23時過ぎてたものなぁ。ちょっとタフすぎ。
 で、試合のことなのだが疲れちゃったのでまた明日書こう。が、多分新聞に載らなさそうなことを。天龍にダイビングエルボードロップを頭部に落とされて負けたブッチャー、天龍が控え室へ戻った後で「Tenryu,One More Time.」とマイクアピール。このあたりはよくありそうな光景だが、ブッチャーがこのマイクアピールの内容をセコンドに着いていた平井に訳せと。で、しばらくためらってから「天龍さん、ブッチャーがもう一度と言ってます。」ってめちゃくちゃ丁寧に訳しちゃって(笑)。平井、ペイントして突っ張っていても根は素直だねぇ。
 もうひとつ、天龍対ブッチャー戦の最中にリングサイドを椅子片手に歩く老人一人、なんか天龍に加勢しそうな勢いなものだからずっと平井がチェックしているんだけれども、チェックの仕方が穏やか。どうもあの老人、天龍の父親だったみたいだ。でも、ホントに手を出しそうな雰囲気ではあったな。

97年9月6日
 赤羽から小山まで宇都宮線で1時間強。大宮を過ぎると沿線の風景は一変し、到底ここが東京への通勤圏とは思えないほどに牧歌的になる。ちょうど稲の刈り取り時期でもあるし、すでに一部では脱穀までも済ませていたようで、籾殻を燃やす光景も見られた。……とここまで小山駅にあるファーストフード店で書いていたらリブレット(白鳥智香子サイン&クマ入り、しつこいって(笑))にデータ通信用ケーブルで繋いでいたPHSに電話が入った。とっさにケーブルをはずすことはできないから、なんか随分と間抜けな形で電話をしてしまった、と。
(17時20分)
今日も多留にテープが舞う。
▲今日も多留にテープが舞う。

 あんまり意味はないのだけれども、小山ゆうえんちスケートセンターではPHSが使えるので、試合結果の第一報。
多留(腕ひしぎ)一宮
バトレンジャー(ツームストンドライバー)石井
安良岡(リバースフルネルソンDDT)極悪海坊主
(19時30分)
 休憩が終わり(ちなみにこのシリーズも休憩時間中に天龍がサイン会を開くようだ)、最初の試合はブッチャー対太刀光。この試合、意外に面白かった。中盤に太刀光が見せた反撃のスピードが日頃の太刀光っぽくなく勢いが感じられるものだったこともあるが、なによりも印象に残ったのは、ブッチャーがリング上をすすーっと走る速度がいつになく速く見えたことだ。来週火曜日には金沢で天龍とシングル対決をするブッチャー、良いコンディションでシリーズを迎えたようだ。今ではエルボードロップ1本で試合を組みたてざるを得ないブッチャーだがこのコンディションならばなにか一味違うことをしてくれるかも……。
天龍、試合後に荒谷を竹刀でメッタ打ち。
▲天龍、試合後に荒谷を竹刀でメッタ打ち。
荒谷の背中にはくっきりとした竹刀の跡が幾筋も。
荒谷の背中にはくっきりとした竹刀の跡が幾筋も。
▲荒谷の背中にはくっきりとした竹刀の跡が幾筋も。
嵐対北尾戦を客席裏から覗く天龍。
▲嵐対北尾戦を客席裏から覗く天龍。

 天龍対荒谷、先シリーズの延岡大会で行われたカードの再戦。延岡での試合は天龍のコンディション不良が週刊ゴングで取り上げられていたが、今日の天龍選手は日焼けした肌がつやを放ちコンディションはかなりよさそうに見える。荒谷をたきつけるかのような強烈なチェアラップ。そして荒谷の反撃が始まったのだが、天龍には受けに回っているゆとりがありありと感じられる。ムーンサルトプレス2発、雪崩式フランケンシュタイナーを受けきると浴びせ蹴りで攻守を反転し、重く「正確な」ダイビングエルボードロップ、そして顔面への蹴りからパワーボムで押え込み。この1発目のパワーボム、何とか荒谷に返してもらいたかったのだがあえなく3カウントが入った……。が、ビックサプライズはこれから始まるのだ。
 3カウントを取るやすたすたとリングを降りた天龍、リング下から取り出した竹刀を手にもう一度リング上へ。そして荒谷を竹刀でメッタ打ち。それもまさにメッタ打ちの言葉がふさわしいさまだった。物凄い勢い振り回される竹刀、いつまでもいつまでも終わらない。優に数十発、もしやすると百を越えたのではとさえ思わせるほどである。どれだけ凄まじい打ち据え方だったのかは左の写真を見て欲しい。これはメインイベントでセコンドについた荒谷の背中である。
 竹刀を手放し、マイクを手にした天龍は叫ぶ、「荒谷、おまえしかいないんだ。俺は20周年のときにいろいろなやつとやりたいと言った。だが、誰も向かってこない。荒谷、おまえしかいないんだ。だから死ぬ気でかかってこい。」と。
 今日のこの試合ほど今の天龍の気持ちが露になったものはあるまい。今日の天龍を見ていて思えたのだが、10月12日両国国技館で行われる格闘技祭典で敢えて荒谷と対戦して天下に「WAR」を問うのではないか。他団体の大物選手が対戦相手ではないかとの憶測(あくまでも憶測)もある天龍の「未定」対戦相手だが、既に立派にメインイベンターとして自己の世界を作り上げた「あの」選手よりも、天龍が最後にマット界に残して行く、残して行こうと思っているWARの選手を天下にビシッと見せ付けることが今必要とされているはずだ。
 クーッ、無性に尾鷲で行われる天龍対平井を見に行きたい。金沢大会を見ることを優先したためにそれは無理とわかっているのだが。
 この後行われたセミの6人タッグ、メインの嵐対北尾(北尾が嵐を強烈にキタオドリラー、こんな迫力そうそう簡単には見られない)。いずれも見ごたえのある試合だった。今日の小山ゆうえんち大会、出かけた価値のある試合だった。これだけのものを見せてくるのであれば、小山駅<−>小山ゆうえんちを歩いて往復したことも楽しい記憶となる。

97年9月4日
 今週の週刊ゴング「オフレコ(秘)通信」に「キングダムが新潟でブレイク!?」と言う一文がある。キングダムの新潟市体育館大会に物凄い数の観客が来ていると思ったら、実は隣にある公民館で有名歌手のコンサートがありそちらの観客だったと言う話。実は、僕も同じ経験があるのだ、新潟市体育館では。僕のときは92年3月18日のSWS昇龍激闘新潟大会だった。で、公民館はユニコーンのコンサート。東京へと帰る新幹線の中にはユニコーンのコンサートパンフレットを持った女の子がやたらに沢山乗っていたのを覚えている。
 この時は新潟駅前にある新潟総合生協への出張を無理無理にこの日に合わせて出かけたんだったよなぁ。うまいこと試合に間に合うように仕事を切り上げて新潟駅前から信濃川を渡って体育館へと冷たい雨の中を歩いていったことを覚えている。こんな小さな記憶だけれども、こんなことを覚えているだけであの時出かけて良かったなと思えるんだな、地方会場への遠征ってのは。寒ければ寒いなりに、暑ければ暑いなりに、つまらなければつまらなかったなりに、もちろん面白かったのならばことさらに。
97年9月2日
 どうにも根がグウタラにできているので、何日に一度は終日寝ている日を設けるようなありさま。こんなことでこの先まっとうな生き方をして行けるのだろうか。
 さて、レスリングハイでリンクを設置してくれないかとのメールがきた。そのメールの一部を紹介しよう。
こんにちは。初めてメールうたせてもらっています。
(略)
(株)ユークスといってもおそらくご存知ないのではと思いますが、実はあのトミ ーさんの『闘魂烈伝シリーズ』やBPSさんの『テトリスX』を作った、そう、い わゆるゲーム開発会社なのです。
当社の近況はと申しますと、来月の東京ゲームショーに『闘魂炎導』(ハドソン) をはじめとする6作品を出展する予定で、我が開発陣は時間との闘いを強いられて おり営業部もショーに合せてホームページを新作情報中心としたものに充実させて おるところです。
で、今回メールをうたせていただいたのは、東京ゲームショーに出展予定の当社自 信の6作品をホームページを通して少しでも多くの方に知って頂きたいという思い からで、もし当社のホームページをご覧になって気に入って頂けたなら貴方のホー ムページの電脳隣組にリンクしていただけないでしょうか、というお願いからなの です。
(略)
URL http://www.yukes.co.jp
以上、何卒宜しくお願い致します。
 と言うものである。別段リンクを設置することは簡単だからそれをすることはやぶさかでないけれども、レスリングハイのリンク集、しかもそれほどきちんと整備していないものに載せたところで如何ほどの効果が期待されるのか。ユークスさんにはそのあたりLogを解析してもらえると面白かったりするのだが。
 ところで、僕はユークスと言う会社は知らないし、知り合いがいるわけでもない。そもそもこの手のビデオゲームにはまったく疎いのである。ただ単にリンクを設置して暮れとメールが来たからこうしているだけなのである。
 そう言えば、カナダ人から「Please reply」と書いてあったメールも来ていたが、返事書いてないなぁ。この人はレスリングスクールを開催していて詳しいことはこのWebページに載っているとのことだ。
97年9月1日
 9月である。学生であれば夏休みが終わり、また新しい日々へと気持ちを移し替える時期なのであるが、ところがドッコイ、こちとらあいにくと8月だろうが9月だろうが気分に変わりはないのである。つまんない話ではある。
 さて、そんなつまんないヒトにもそれなりなスケジュールはあって、今月は
9月6日WAR 小山大会多分電車で行く
9月9日WAR 金沢大会JASで行く。試合を見る以外に金沢ですることはないというのはいかがなものか。
9月11日Jd’ ルナパーク雨降るなよな。
9月12日WAR 後楽園ホールなんで18時試合開始なんだろうか。
9月13日DDT 板橋詳しいことはこれから調べる。
てな具合に前半集中型で観戦に出かける。これでいいのだ。