雑記帳CHiSAToY夜話 98年10月下旬−1
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98年10月29日(2)
 WARのバトルカーニバル大阪府立大会へ出かけてきた。この会場では1月にも大会が行われていて、そのときも会場へと出かけてきていたのだが、そのときに比べると、今日は随分会場の雰囲気が明るく感じた。具体的にどこがどう違うのかと聞かれても、簡単に返答できるようなものではないだろうが、たとえば、1月のメインイベントで感じた閉塞感のようなものがないのだ。
 そのときのメインイベントでは、当時、反旗を翻す形でWARへ「カツ」を入れようとしていた北原が折原と組んで、天龍・荒谷組と対戦した。北原がどのようにWARへ「カツ」を入れて行くのかが注目されたのだが、その芽を摘むというか、意気込みをちょっと試してやろうというのか、天龍と北原のファーストコンタクトで天龍は「ヒョイ」と北原のリストを極めてしまったのだ。
スキンヘッドとなった荒谷が天龍を本部席机に固定。この後で、猛烈なダイビングボディープレスが炸裂。
▲スキンヘッドとなった荒谷が天龍を本部席机に固定。この後で、猛烈なダイビングボディープレスが炸裂。

 僕には、これがどうにも先行きのやるせなさを感じさせてイヤだったのだ。ところが、今日のメインイベントは違った。ゲストブックに載せた試合結果のところでも書いたのだが、ラリアットの不意打ちを喰らってからしばらく動けなかった状態から復帰した荒谷の天龍に対する攻撃は凄かった。まさに、天龍の腰がカクカク言っていた。これを見せられたら、荒谷が試合後のマイクアピールで放った「天龍、もう負けないぞ。」にも十二分の説得力を感じられる。こんなことが、明るさを感じさせてくれたのじゃないかと思う。
 ほかにも、たとえば菊地の体。一目見て大きくなっている。その胸板、そのふくらはぎは、力士のような力の漲りを感じさせる。それにインターナショナルジュニア王座への挑戦権を勝ち取った石井。まるで、霧が晴れて一気に視界が開けたような感じ。それが今のWARの会場にはあるのだ。

98年10月29日
 今は新幹線の中である。この頃では、すっかりとHP200LXのキーボードが手に馴染み、電池切れの心配がないキーボードをチコチコと打っているのである。
 新幹線で向かう先は、大阪。今日からWARのバトルカーニバルが始まるので、これを見る旅を始めたところである。まったく、自分でもあきれるくらいに、あちらこちらへと出かけている。
 今日の試合会場である大阪府立体育館は僕が始めてレスリング観戦の遠征をした場所でもある。あれは、88年の8月30日(全日本プロレスの試合で、目当ては龍原対五輪のタッグタイトル戦)だったから、こんな遠征の旅をするようになってから丸10年を過して来たわけだ。10年かぁ。
 今でこそ大阪までの移動には、新幹線を使うけれども、10年前の遠征では普通列車で移動した気がする。あのころは、時刻表を見ては、ああでもない、こうでもないと移動方法を考えて、普通列車、急行銀河、バス、あるいは金券屋で株主優待券を買って航空機に乗ったりと色々な経路を使って見ていた。僕のメチャクチャな旅程につきあわされて、内心辟易していた友人もいたことだろう。
 府立体育館で試合を見た翌日、僕は大スポを片手に電話をかけていた。大スポで「裏ビデオ」の広告を見つけ、電話をかけ、教えられたアパート、マンションの一室へと行き、そこで「裏ビデオ」を買う、こんなことをどこで知ったのか、今となっては判然としないが、そんなことを試して見たのである。
 大阪の地理に不案内だった僕は、「ナンバ・大阪球場すぐ」と書かれた広告に電話をかけたのだと思う。電話口で指定された建物は直にわかった。そこは前の晩に龍原砲を見た大阪府立体育館の裏隣だったのである。偶然とは言え、このことが強い印象となって残り、今でも大阪府立体育館での激闘を見ると、あの裏ビデオ屋の一室を思い出すのである。

98年10月25日
 久しぶりに秋空が広がり、その日差しがじりじりと肌をローストチキン作るかのようにのように焼いてゆく今日、僕は何をしているかというと、TDLに来ていて、しかも2時間後にシンデレラ城前で繰り広げられるアトラクションを見るための場所取りとして、地面にぺったりと座りながらHP200LXでこれを書いているのだ。まったくTDLにいるなんぞまるでレスリングハイ作成者らしからぬ振る舞いというか、こんな場所でもHP200LXを使っているとはそれらしいというか、とにかくも変な感じではある。
 特にTDLに興味があるわけではなく、行こうと言われて付いて来たので、ミッキーがいようが、ドナルドが手を振ろうが、「ふーん」と言ったところで、どうしてやろうともならない。それでも、ただボケェっとしているつもりでいても、元来つまらないことを考えたがるクチなので、TDLを見ていろいろと空想をたくましくしてしまう。
 もしも僕が嬉々としてリピーターになれるテーマパークがあるとすれば、それは間違いなく「ショッカーランド」だ。これしかないのである。
 「ショッカーランド」のメインテーマは社会生活の中で鬱屈させられた自我の開放である。実生活で悪事を企てることには艱難辛苦が伴うが、それがここ「ショッカーランド」では幅広い層に、手軽に楽しんでいただけるのである。
 例えばアスレチックフィールドのコースはアトラクションであるとともに、改造人間適性テストでもあり、その結果に基づき「怪人」「赤戦闘員」「黒戦闘員」の各称号が与えられる。もちろん「怪人」の称号を得たものは優秀なショッカー幹部候補であるからして、年間パスポートを与え、ショッカーランド内での便宜が図られる。
 体力派ではないあなたには研究者、白戦闘員コースがお薦め。各界の一流研究者を動員(条件が折りあわない場合には娘を誘拐するなどして)して作られた最新の生物科学トピックをとりあげたアトラクションは、「ヲタク」も納得の充実ぶりだ。
 さらに、強い改造人間を造り出すためには、人間のときから優れた能力を持っていることが必要なので、「ショッカーランド」内に格闘技場を設け素材育成のための各種格闘技イベントを行う。ここは第二のルナパークとして活況を呈するだろう。
 残念なのは、不況の折り柄この計画をショッカーだけで実現するのは、大変に難しいと言うことだ。そこで、アスレチックコースと格闘技場の運営は「虎の穴」へアウトソーシングする。また、資金面では「死ね死ね団」の援助を得よう。最近では若者の間に「ドラッグ」が蔓延しているのでビジネスは堅調だし、また「死ね死ね団」の「偽札を流布して、日本経済をインフレ化」する計画は、デフレスパイラルに陥っている日本経済に活を入れるものとして一部経済マスコミから高い評価を得るだろう。
 さて、研究者、白隊員コースには、既成の権威も必要だからこれまでに実績のある展示、例えば「目黒寄生虫博物館」の展示を借り受けるのはどうか、隠れたデートコースとして人気があるとも聞くぞ...と一気にここまでしゃべったのが食事中であったので、「寄生中」に気を悪くした同行メンバーによって場所取り要員としてここに残されてしまったのだ。先駆者は常に理解されがたいものなのである。

98年10月21日
 ゲストブックに富山の天龍ファンさんが書きこんでくれたのだが、レスリングハイのアクセスカウンタが30000を越えた。アクセス数の多い少ないと、webページの評価は直接的に結び付くものではないと言われてはいるものの、やっぱり多いと素直に嬉しい。嬉しいので、11月1日に昼下がりの神戸元町で行われる飲食会の払いは全部レスリングハイ持ち!と行きたいところだが、残念ながらそれほど財力豊かなわけでもないので、何かの形で感謝の意を現すことで、勘弁、勘弁。
 さて、ちょっと前にもここでお話した独自ドメイン”FIGHTER.GR.JP”をJPNICが管理するネームサーバーへ登録するとの連絡が着た。WEBサーバーが動き出すのもそうは遠くないことだろう。これも嬉しい。
 30000アクセスと新しいサーバーと嬉しいことが重なるので、これを契機にレスリングハイにもいろいろと手を入れてゆきたいところだ。久しく手をつけていないトップページあたりから変えてみようかな。
 ところで、「レスリングハイは文字が小さくて見づらい。」と、特にNETSCAPEユーザーから言われることが多い。確かに、小さめの文字サイズ指定を多用しているので、もっともなことではあるけれども、NETSCAPEの日本語フォントサイズを10ポイントとする初期設定もどうかと思う。
 また、どうもINTERNET EXPLOREに比べると、NETSCAPEの小さいサイズの日本語フォント表示は汚いように見える。この日本語表示や、また幾つかの使い勝手の好みから、僕はINTERNET EXPLOREを常用している。
 言うまでもなく、NETSCAPEとINTERNET EXPLOREはWEBブラウザソフトの2大巨頭だが、それぞれのソフトのファンは他方のソフトをひどく毛嫌いするものが多いように見えて、どうしても、このあたり80年代前半の新日ファン、全日ファンの相克を思い出してしまうのだ。どうだろうか。
NETSCAPEとは会社の名前であり、ソフトウエアの名前ではないが、NAVIGATOR、COMMUNICATOR両方を併せての呼びかたと読んでいただければとおもう。

98年10月18日
 
三都☆WAR〜バトルカーニバル〜の対戦カードが発表されてから、ファンの期待は募るばかりのようで、ゲストブックにもその一端を見て取ることができる。僕自身もシリーズを見る旅程を旅行関係のサイトを回りながら決めつつあり、気持ちが高まりつつあるところだ。
 バトルカーニバルが終わると、11月の末にD・N・Aシリーズがあり、そして12月11日に駒沢オリンピック公園屋内球技場で「−DESTINY−」が行われてWARの98年が終わる予定になっている。98年の頭には団体解散の危機にもあったWARが、ファンの期待が高まるカードを発表できたり、駒沢のような大会場で一年を締めくくることができるようになったとは、ファンとして嬉しいことだし、それだけ関係者の方々のご尽力があったと言うことだろう。
 駒沢大会のチケットは10月16日に発売となった。座席に関して少々うるさい僕は、その発売日に「2階席+前の方+中央」との条件を満たすチケットを入手しようと、座席表を見ながらのチケット購入がしやすい後楽園ホール事務所と書泉ブックマート地階へと発売日に出かけてみた。
 座席表を見ると後楽園ホールの2階席チケットは3列目から(それでも十分に前の方だが)だったし、ブックマートのそれは中央からはずれていたので、どちらでも購入はしなかった。「やはりWARの試合会場で買うのが一番良いかな。」などと思いながら、ブックマートの格闘技ビデオコーナーを見ていたら、奇しくも同じ駒沢でWARが行った「革命翔舞94IN駒沢」にビデオが1900円という破格値で売られていたので、早速これを買った。
みっしりと肉の付いた体躯で天龍チョップを受け止める初代嵐。(写真は94年4月27日駒沢で行われた天龍対初代・嵐戦)
▲みっしりと肉の付いた体躯で天龍チョップを受け止める初代嵐。(写真は94年4月27日駒沢で行われた天龍対初代・嵐戦)
2代目・嵐は空中殺法もこなせるスマートレスラー。
▲2代目・嵐は空中殺法もこなせるスマートレスラー。

 この「革命翔舞IN駒沢」はWARオリジナルのマスクマンレスラー「嵐(初代)」が天龍選手とシングルマッチを行った大会である。試合自体は天龍選手の卍固めでテクニカルKO(セコンド陣からタオル投入)と割合にあっさり決まってしまい、初代・嵐自身の良さもあまり出せなかった一戦だったと思う。
 初代・嵐の良さは全ての打撃攻撃を受け止めてしまうみっしりと肉がついた体と、その体を使った突進攻撃で、若い選手を相手にしたときのこれを見ると、「どうにも相撲取りは強そうだ」なぞと、まるで筒井康隆の「走る取的」のようなことを考えていたのだ。2代目の嵐は飛び技や投げ技も使うスマートなレスラーで、このような相撲取りならではの怖さを感じさせるとはならなかったが、こと初代・嵐の初期の試合では、この怖さが十分に表現されていたと思う。
 僕はいつも思うのだが、相撲取りというのは相当に怖い。先だってのキャプチャー地下室マッチで相撲上がりの菊地が対戦相手を一気の寄りで観客席へとたたき込んだのを見たが、もしもあれが、狭いクラブか何かで行われていたとするとどうだろう。想像してみてほしい、銀座の地下にあるちょっと狭めのクラブ、突発的に発生した喧嘩、一人は関節技に卓越した柔術者、もう一人は相撲取り。相撲取りが柔術者へと一気の突進、壁にあるいはテーブルにに叩きつけられる柔術者。ましてや脇腹を角にぶつけでもしたら、そう簡単には立ち上がれないだろう。あとはゆっくりと……。いかな卓越した柔術者も、この状況では分が悪い。
 相撲取りの受けの強さも人間離れしている。ちょっと前の週刊宝石に天龍選手のエッセイが載っていたが、兄弟子に逆らえずに青葉城と二人して、延々サントリーオールドの瓶へ頭突きを続けた話があった。これだ、このむちゃくちゃな行動、これも相撲取りに感じる怖さの一つ。手近にあるウイスキーボトルで殴っても効かないのだから、絶対に銀座の地下にあるクラブで喧嘩をしたら相撲取りには勝てない……。
 この底知れぬ相撲取りに感じる恐怖を具現化したのがWARオリジナルの「嵐」である。ぜひ、三代目嵐を出現させて、また再び相撲取りの怖さを表現してほしいと思うが、どうだろう。なに、三代目は曙だって?。三代目は「唐様で」とも言うから、ちょうど良いかも知れないな。
(なお、12月11日に試合が行われる会場は屋内球技場で体育館ではない。同じ駒沢オリンピック公園内にあるが、場所は異なるので注意が必要だ。公園内の地図などはこちらを参照されたし


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