98年11月下旬
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98年11月30日
WARの11月シリーズ「DNA」観戦ツアーから帰ってきた。今回のシリーズでは豊田市とひたちなか市へのアクセスにクルマを使うために、川崎大会終了後から今日まで実家に帰っていたのだが、その間に宅配便業者が3回も来ていたようだ。ちょっと申し訳のない気分。
さて、「DNA」では前シリーズの「バトルカーニバル」で行われた天龍 対 テリー・ゴディのようないわゆるビックマッチはなかったのだが、毎大会ごとに注目の一戦が組まれていた。その中でも特に注目を浴びたのが川崎大会のメインイベントに二瓶組の二瓶一将選手が出場したことだろう。
▲闘い終え、控え室へと戻る二瓶選手は感極まって涙を流した。そんな「組長」を見て「組員」達も涙顔である。
この試合、とても天龍選手らと同じリングに上がるとは想像もできなかったインディー中のインディー選手である二瓶選手がチームを組むと言うセンセーショナルな部分を見せたことは言うまでもないが、もう一つ観客にと言うよりも、WAR選手に見せつけた部分があったのではないかと思う。
それは、「『長』であるものの『何か』」ではなかったろうか。二瓶選手が持てる力を振り絞って攻める、受けると一所懸命に試合を見せていたことと、なにより、感極まって涙を流しながら控え室へ戻る二瓶選手の前後にいた二瓶組の各選手が一様に涙を流しているのを見たときにそう思えたのだ。
二瓶組の「長」である二瓶選手は全てを賭けて懸命に闘った。その懸命さは余すところなく組員たちに伝わり、組員たちの思わぬ涙となった。これこそが、極めて小さいとはいえども、立派な一つの集団「二瓶組」を率いる「長」の日ごろの努力が結実した瞬間と言えるだろう。
今、WARの「長」とされているのは荒谷選手である。いみじくも荒谷選手は、二瓶選手と同じ控え室へと去っていった天龍選手へ「オレがWARだ」とマイクアピールしていた。確かに荒谷選手はWARの「長」であろうとして一所懸命にやって来た。首の大怪我から戻ってきてからと言うもの、その試合ぶりも一皮むけた。レスラーとして試合に挑む懸命さ、プロレスに賭ける気持ちは前シリーズでも天龍選手の認めるところであった。
しかし、未だ天龍選手は荒谷選手をWARの本当の「長」としては、認めてはいないのではないか。本当にWARの「長」として荒谷選手を認めていたら、来る駒沢大会では荒谷選手が何度も対戦をアピールするまでもなく、天龍選手自ら荒谷選手との対戦を望むのではなかろうか。
「長」であると言うことには、今の荒谷選手が見せているものだけではない、「何か」が必要なのだろう。天龍選手はその「何か」を二瓶選手に感じ、それを見よう、見せようとしたからこそ、この日あえて二瓶選手をタッグパートナーとして遇したのではないか。川崎大会のメインイベントを見て、僕はそんなことを思ったのである。
果たして、荒谷選手は二瓶選手と対戦して何を感じたであろうか。
98年11月24日
スランプと言うほどのことでもないのだろうが、なんだか更新のペースが落ちたまま上向かない。もうしばらくこのままかも知れないけれども、ちょっと気長に待ってやってください。
月曜日にキャプチャーインターナショナルの地下室マッチへ出かけた。その場でキャプチャーは1月12日に北沢タウンホールで試合を行うが、この大会はロックコンサートとの共催イベントであり、そこに
THE NEWS
が参加すると発表された。どこでどんな接点があってこの組み合わせになったのかは知らないが、嬉しい。
一度生で見たかったTHE NEWS、でもライブハウスまで出かけることもしないままに10年も経っているんだから、いかにうかうかと日々を過ごしてきていたかだよな。もっとも、この間に二度ほど生で見る機会を得られそうになったけれども、流れてしまっている。が、今度こそはである。
うーん、なんだか文章にまとまりがないまま終わってしまうのではある。
98年11月19日
日頃メールを書いたり、HTMLを書いたりと一番高い頻度で使用しているソフトウエア「
WZ Editor
」がもうじきバージョンをする。その雑誌広告が例えば週刊アスキーの今週号に載っているのだが、おややっ、見慣れたチャンピオンベルトが。さすがは天龍選手の本「天地に愧じず」をも出版した
VC
ではある。
さて、僕がすっかり更新のペースを落としてしまい、WAR次期シリーズ「DNA」のカードについての感想を書く前に、WAR年内最終戦「
DESTINY
」(12.11駒沢大会)のカードが発表になった。ちょっとあわただしくしていると、マット界から置いてけぼりを喰らってしまいそうだ。まあ、忙しい期間はそうそう長くは続かない(はず)なので、しばらくは時間に流されるままたゆたってみようかな(笑)。
と、こんなことを書きながらも、デイブ・フィット・フィンレー選手のことは書いておこう。見てきたぞ、フィンレー選手。いやはや、僕の気持ちにズバッと来るってことに関しては、フィンレー選手、全く変わっていなかった
前に書いたように、僕はフィンレー選手のファイトスタイルがとても好みなのだけれども、それはひとえに「打ち抜き感のある攻撃」に尽きるのである。「打ち抜き感のある」とは過去にレスリング観戦の仲間内でしばしば使っていた言葉なのである。
レスラーの中には、時としてその攻め口が「ぬるい」選手が見受けられる。例えばラリアット、特に外国人選手ではラリアットのかける腕へのダメージを嫌ってのものか、なんともふわりとした「当たり」のラリアットを見せる選手がいる。例えば今回のSGタッグリーグ戦でフィンレー選手とともにWCW代表選手として来日しているジェリー・フリン選手のそれも、その口と見える。それゆえ、恵まれた体躯と器用さを持ちながら、どうにも軽い印象しか持てない。
そんな「当たり」のぬるさと対極にあるのが「打ち抜き感のある攻撃」となる。まるでダルマ落としをするときのようにパァーンっと勢いよく、骨身にギッチリと染みつけるかのように相手を蹴る、肘で打つ。こんなものを「打ち抜き感のある攻撃」と呼んでいた。天龍選手やケンドー・ナガサキ選手の攻め口が、まさしくそれなのだが、こと「打ち抜き感のある攻撃」に関しては、フィンレー選手も負けてはいない。
ジュニアヘビー級の選手として活躍していた時期もあるほどに、レスラーとしては小柄な体格ながら、生なかなヘビー級選手では及びもつかないフィンレー選手のプロレス的キックは、もう、それ一発だけにでも喝采を与えるにふさわしい。それに、フィンレー選手は多彩なテクニックを次から次へと披露するタイプではなく、じっくりと欧州流の渋い攻め方をして、最後はツームストンドライバーでしとめる、といわゆる「大人」のレスリングで試合を進めるから、一層一発一発のけりや肘打ちが冴えるのだ。
前述の通り、タッグパートナーのフリン選手にはあまり重みが見て取れない。それが故に、一層フィンレー選手の「打ち抜き感」を感じ取れるようだ。おそらく、テレビ中継や専門誌のグラビアでフィンレー選手が大きく取り上げられることは少ないだろうが、もし会場へ足を運ぶ機会を得たのならば、是非ともフィンレー選手の試合に注目をしてほしい。きっと、僕の言うことをわかってもらえると思うし、またそうして言い切れる試合内容をフィンレー選手はSGタッグリーグの開幕戦で見せてくれたのである。
98年11月16日
しばらく更新を休んでいました。職場のインターネットサーバーを移設したら、DNSの設定はなかなかできないわ、ルーターには思いも寄らないところから、よけいな情報が反映されて思い通りに動かなかったりと、久しぶりに忙しい思いをしてしまっていたのでした。
その間にも、いくつか書きたいことがあったりして、例えばそれのひとつが今日から開始される新日本プロレスのタッグリーグ戦にWCW代表として参加するデイブ・フィット・フィンレーのこと。
デイブ・フィット・フィンレー選手は90年代前半に新日本プロレスジュニアヘビー級戦線の常連として参加していたのだけれども、そのファイトスタイルがどうにも僕の好みにあったものだったし、また、当時英国に住んでいた知人から頻繁にヨーロッパマットの情報をいただいており、デイブ・フィット・フィンレー選手の活躍ぶりも充分に僕の気持ちをかき立てるものだったのだ。
デイブ・フィット・フィンレー選手が久しぶりに日本マットへやってくるばかりか、天龍選手とも対戦する(タッグリーグ公式戦は11月21日の福島大会)とは、当時は想像もできないことだったな。残念ながら、福島大会へと出かけることは諸般の都合でできないのだけれども、今日出かける横浜文化体育館ではしっかりと久しぶりの生デイブ・フィット・フィンレー選手を楽しんでこようと思う。
また、この間に発表されたWAR次期シリーズ「DNA」の試合組み合わせなどについては、明日以降に振れて行こうと思う。新しい「実録・石井父」ネタも入手したし。
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