雑記帳CHiSAToY夜話99年7月(2)
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99年7月11日

 風邪を引いたのか……、頭が痛い。

ゴング技BOOK63ページからアイモ改造機による撮影と思われる部分を抜粋
ゴング技BOOK 63ページからの部分抜粋し、合成。フィルム枠に書き込まれているコマ番号に注目して欲しい。
 7月9日に発売された「ゴング技BOOK」(日本スポーツ出版社)はもうお手にとられただろうか。さすがにゴング、これだけの本を社内スタッフ中心に作ることができるとは素晴らしいと思える。

 かつてゴングが技関係の特集をすると、そこには必ず「アイモ改造機」の名前があった。アイモ改造機とはまだ一眼レフカメラの高速度連写機能が充実していなかった時代に、レスリング、とりわけミル・マスカラスの連続撮影を行うためにアイモと言う35mmフィルムを使用する映画撮影用カメラをゴング編集部が連続撮影用に改造して使用していたものだ。このアイモ改造機があったおかげでゴングを見ると、相当に古い時代から連続撮影の記録が残されているのである。

 今回の「ゴング技BOOK」ではさすがに旧来のアイモ改造機が前面に出てくることはなかったが、それでもアイモ改造機による撮影ではないだろうかと思えるものが2カ所出てきていた。62ページと63ページに初代タイガーマスクによる空中殺法のモノクロ連写が掲載されているが(右写真参照)、これらがそうである。

 これらの写真、よく見ると「ハーフサイズ」である。スチルカメラで言うところのハーフサイズは映画用カメラでは標準のサイズなので、おそらくこれらは元々が映画撮影用カメラのアイモ改造機で撮影したものなのではないかと感じたのである。

 実際にこれがアイモ改造機で撮影したものなのかどうかはゴング編集企画室にでもお聞きしなければわからない。もしかしたら、なにか別のハーフサイズカメラで撮影したものかも知れない(たぶんそんなことはないと思うが、もしそうだとしたら、そのカメラを是非みたい)。いずれにせよ、多くのレスリングファンにとってはあまり興味を引かれることではないかも知れない。

 しかし、映画用カメラを改造してまで貴重な連続撮影記録を残し、レスリングのおもしろさを伝えようとした出版人たちがいることと、そういった人々が生まれるほどに、やはりレスリングは面白いものなのだと言うことだけは、全てのレスリングファンに実感してもらいたいと思うのである。


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